神SIMを購入したのでスピードテストをしてみた(解約した)

作成日:2020/02/05 更新日:2020/07/12

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神SIMという容量無制限のSIMを購入してみた。製品のサイトはKAZUNA 神SIM | 製品情報。回線はソフトバンクでそれを再販している。最近流行の民泊SIMと同じ構造。手がけているのは元freetelの増田氏。まあ、そこはどうでもいい。この民泊系SIM、アクセスポイントがソフトバンク本体のSIMフリー端末向けのものと同じであるため昼休みに混雑しないらしい。またデータ容量も100GBや無制限(実際は200GBか300GBとも噂されている)と大容量である。そのくせ料金は3,000円~4,000円なのでソフトバンクユーザーは怒ってもいいのではないかという代物。縛り期間は1年。同時期にG-Callの100GBというSIMもあったのだがG-Callは無制限がないのと縛り期間が2年、Wi-Fiルーター込みなのでマイクロサイズのSIMが来る可能性、Wi-Fiルーターが今使っているものと同じ(同じルーター2台あっても…)、個人情報をソフトバンクと共有するというので神SIMにしてみた。普段2GBしか使わないのにモバイルで100GB使うのかというのもあるが容量が無制限になるとストリーミングを気にせず使えるようになったりと使い方が変わる。そこもあって100GBではなく少し高いが無制限のSIMにしてみた。WiMAXも検討したのだが3日で10GBという制限が気になったので断念。DAZN等の動画を見ると3日で10GBって結構簡単に超えそうである。制限がかかる時間帯は夜なのでその時間は通常のSIMを使うとか制限がかかっても1Mbpsは出るからという考えもあるが制限がかかるということ自体が気になってしまう。

外観

届いたカードの外観はよくあるフリーサイズのSIMカード。しっかり「SoftBank」と書いてある。

通信速度は?

ソフトバンクのサイトを見たら「総務省実効速度調査」計測手法/計測結果 | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンクというのがあった。2019年2月から3月の計測で中央値が135Mbpsとのこと。こういうの平均や中央値ではなくモード(最頻値)で出して欲しい。どの程度の速度で通信出来ている人が多いか、というのはモードでないとわからない。実測値はSH-M09に直接刺した場合でPING:18ms、下り:49.8Mbps、上り:11.6Mbpsだった。

神SIM pic.twitter.com/WkgrQCSUrN

— OZAWA / Mobile (@bmwandmore) February 5, 2020

モバイルルーター(FS030W)を使用した場合はPING:51ms、下り:35.3Mbps、上り:28.6Mbps。やはりルーターをかますとPINGは落ちる。

#神SIMスピード
FS030W経由。 pic.twitter.com/BZdhLWzsji

— OZAWA / Mobile (@bmwandmore) February 5, 2020

少し話は脱線するが、このFS030Wはバッテリー持ちが素晴らしい。メーカー仕様で20時間。そこまでバッテリーが持つ機種はSIMフリーでは出ていない(ソフトバンクから23時間というモデルは出ている)。モバイルでの通信速度、速いに越したことはないがそれよりもバッテリーの方が問題である。

昼休み時間帯の計測結果

#神SIMスピード pic.twitter.com/WvHRDNVbyD

— OZAWA / Mobile (@bmwandmore) February 6, 2020

#神SIMスピード その2 pic.twitter.com/bwYCKn5aFL

— OZAWA / Mobile (@bmwandmore) February 6, 2020

昼休みのど真ん中の時間帯でも計測してみた。MVNOとは違い速度が落ちることはない。実際に使用していても遅いという感じはしない。ユーザーが増えても大丈夫か?という声もあるがAPNがソフトバンク本体のものなので混雑による速度低下はないと思う。ソフトバンクがSIMに対して速度制限を行った場合は速度が低下するがかなりのデータを流さないと制限はかからないと思われる。

解約した

速度等に不満があったわけではなく神SIM側から「サービスが継続できなくなったから解約か条件変更」という連絡が来たのである。神SIMから連絡が来る以前にクラウドSIMが問題を起こしていた。想像の範囲だがクラウドSIMの場合、調達したSIMより多くの契約者を詰め込んでその差で利益を出していたと思われる。契約者全員が同時に限界まで使う事はないだろうという前提である。しかしコロナ騒動でネットワークの使用量が増大し契約者全員にSIM・容量を割り当てる事が出来なくなったのではないかと思われる。それに対して神SIMは1契約1SIMなのでMNOの混雑に伴う速度低下はあってもそれ以上の影響はないと思っていた。そこへ「ソフトバンクとして再販事業者向けに容量無制限での卸売は行っていない」という情報が出てきた。神SIMはスタート時に再販SIMで無制限をうたっていたのだから本来はそこでソフトバンクがストップをかけるべきではなかったのではないか。この件に関しては神SIMも被害者だと思われる。結果、神SIMからの提案は解約、または120GB制限というものになった。もともと無制限とは言うものの本当に無制限だとは思っていなかった。当時の他社の状況から200GBか300GB程度と思っていたが120GBだと100GBとほとんど差がなく選択する意味がない。100GBへのプラン変更も出来ないようであった。実際に使用していてもそこまでの容量は必要がなさそうということもわかってきていたので解約を選択した。それでも神SIMを利用した事で再販SIMのメリットもわかった。APNがMNOと同じであるため昼休みの速度低下がない。将来的には同じAPNでも再販分だけ遅いところへ入れるといったことが行われるかもしれないが割と面倒そうなのでやらないのではないかと思っている。そうであれば容量はそこまでなくても価格の安いプランがあるといいと感じた。