NuAns NEO [Reloaded]のオーディオ関連について調べてみた

作成日:2019/04/27 更新日:2019/07/28

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ノイズが乗る

NuAns NEO [Reloaded]の修理を行う前から気になっていたことだが、音楽再生の際にノイズが気になることがある。サーというホワイトノイズのようであったりジュルジュルというFMラジオのマルチパスノイズのようであったり。試しにCovia ZEAL(USB DAC)を使用してみるとノイズは消えた。同じ曲をHUAWEI nova 2で再生した場合はノイズはない。F-05Jで再生するとノイズがでる。ということで楽曲データの問題ではなく端末側の問題と判断。ZEALが常用出来ればよかったのだが端子がmicroBのため変換コネクタが必要となりコネクタ部の長さが長くなることから本体へのダメージが心配。ということでAppleのType-C 3.5mm変換アダプタを購入。想定通り、ノイズは消えた。ここまでが修理前の話。

最新ファームでも変わらず

今回、修理後にファームウエアのバージョンアップがあったため改めて確認してみたがやはりノイズが乗る。もうハード的なものだと思い少し調べてみた。まず気になったのはSoCと言いながらDACはどこにあるのかということ。Snapdragonってよく四角い板チョコのようなイメージが貼ってあるがあの中にあるのか?検索してみたところあの四角い板はCPUやメモリでDACはコンパニオンチップという別の塊のようである。次に気になったのがDACの問題か回路の問題かという部分。デジタル部分ではノイズが乗ることはないがアナログになったところからは周囲からノイズを拾ってしまう。ただ、それであればノイズは一定の出方をすると思うが今回は曲によってノイズの出方が異なる。ということは周囲からノイズを拾うというよりDACでのアナログ変換時にノイズを乗せているのだろうと判断。

Snapdragon 625のコンパニオンチップ(DAC)はイマイチ?

ということでSnapdragon 625のDAC=オーディオ用のコンパニオンチップを探ってみる。オーディオ用のコンパニオンチップはaudio codecと呼ばれているようで、Qualcommとしても2014年頃から強化をしていてSnapdragon 820からはaqsticというブランドを使用しているらしい。Snapdragon 625は820より少し新しいSoCだがaudio codecはaqsticブランドとなっていない模様。コスト的にまだ無理だったか。600番台だと630からaqsticブランドとなる。そうなると辻褄が合うわけで例えばnova 2のDACはAK4736Aという性能のいいものを使用している。つまりDACがよくないのでノイズが乗る、ということになる。

対策

DACが原因にほぼ間違いがないとしてどのような対応がとれるか。一つは「気にしない」。ノイズが乗るといっても特定の曲だし歩きながら聴いていてもまずわからない。しかし認識してしまった以上、気になる。二つ目は外付けのDACを使用する。ものはピンキリで中華製の1,000円程度(それでもハイレゾ)のものから1万円を超えるブランド品まで。ただし安い物は品質が怪しく、かといって高級品を買うだけの耳でもない。そこでApple製の変換アダプタである。1,000円程度と安く品質も安定している。同じようにGoogle製の変換アダプタもある。Google製の方が少し高い。どちらにしても48kHz/24bitだがaudio codecも同じなので気にしない。実際、Apple製を購入して成功している。三つ目はUSB Type-Cコネクタのイヤフォン。これもDACを内蔵していて大抵がハイレゾを謳っている。結果として結構高価になるので自分的にはパス。

調べた感じ、こんなところ。外れていたらゴメンナサイ。ちなみにSnapdragon 450はaqsticブランドになっている(07/28追記 これが少し怪しく現時点ではhttps://www.qualcomm.com/products/snapdragon-450-mobile-platform にてQualcomm® Fluence™ HD noise cancellation technologyと表記されている)のでSH-M08だと音はいいかも。けど全体のパフォーマンスは少し625の方がいいみたい。ということでNuAns NEO [Reloaded]のオーディオというよりSnapdragon 625のオーディオの話になってしまった。